実験結果の予測の正否をICT活用実験で一気に決着させる。これこそ「眼からうろこの科学授業法の真髄だ!」と痛感するに違いありません。
最新のICT(力・距離・加速度センサー・超高速動画カメラ・パソコン等の情報通信技術)を活用して、意外性に富む実験結果の「予測・討論・実験的検証」による能動的学習過程を考究する「アクティブ・ラーニング型力学授業法」についての講義である。その際、仮説を明快に検証して科学概念を効果的に形成する授業の実現を特に重視する。ホバーサッカーの空中浮揚や超軽量力学台車と携帯扇風機を用いた摩擦抵抗が無視できる世界、空気抵抗や水の粘性抵抗が支配的な日常世界、等を能動学習する。
認定証番号 | 平30-30186-500701号 |
時間数 | 6時間 |
対象地域 | 全国 |
対象職種 | 教諭 |
主な受講対象者(目安) | 小・中(理数系)・高(理数系) |
講義形式 | インターネットを利用したe-Learning、1回は45分(小テスト込) |
修了認定の方法 | 筆記試験(試験時間は30分) |
講師 | 小林 昭三(新潟大学名誉教授) |
各回のタイトル | 学習目標 | 担当者 | |
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1 | 力とその働きの授業法 | 素朴概念から科学的力学概念への転換をいかに感動的に印象深く実現するか。 ITセンサー活用による作用と反作用の授業例で実証する。 | 小林 昭三 |
2 | 位置・速度の体験から第1法則へ | 運動分析ソフト活用の実習も兼ねて、位置・速度・第1法則をITツールでアクティブ・ラーニングする方法を具体例をもとに体験する。 | 小林 昭三 |
3 | 慣性の法則から第2法則へ | 摩擦の無視できる世界での超軽量台車やホバーサッカーによる運動と動画映像をITで分析し、運動の第一法則とガリレイの相対性の検証映像の準備。さらに、ガリレイの相対性の検証を行う。 | 小林 昭三 |
4 | ニュートンの運動の第2法則 | 等加速度運動、自由落下運動、携帯扇風機による逆噴射の運動、モノの投げ上げ運動、斜面上の落下運動についての実験を行う。 | 小林 昭三 |
5 | 摩擦のある世界の運動 | 空気中と水中の落下の法則。 | 小林 昭三 |
6 | 運動量や角運動保存の法則 | 運動量の変化は力積に等しいことや角運動量保存の法則をIT活用で実体験。 | 小林 昭三 |
7 | エネルギー保存の法則 | 「放射性物質」と「放射線」と「放射能」の相互関係を正しく説明できる。 | 小林 昭三 |
インターネットを通じて学習します。
受講するためには、動作環境を満たすデバイスとインターネットを利用できる環境が必要です。
インターネットが利用できるのであれば、受講時間、受講場所は問いません。いつでもどこでも学習できます。
具体的な学習方法等については、受講者決定後、ホームページ等で案内をします。