【選択】未来への新しいエネルギーと発電のしくみ 理工系 工学

太陽光、風力、水力、地熱、バイオマス、振動エネルギーについて講義し、持続可能な社会のためのエネルギー利用技術と活用例を解説する。

講習概要

近年、地球温暖化による環境問題が大きくなっており、CO2を排出しない太陽光、風力、水力、地熱等の再生可能エネルギーによる発電やカーボンニュートラルのバイオマスエネルギーの利用、さらに身近な振動現象から発電を行う環境発電が注目されている。本講習では、これらの身近にあるエネルギーを地域で生産して消費する、安全・安心で持続可能な社会のためのエネルギーの利用技術とその活用例について解説する。

講義内容

認定証番号平30-30186-500705号
時間数6時間
対象地域全国
対象職種教諭
主な受講対象者(目安)小・中・高
講義形式インターネットを利用したe-Learning、1回は45分(小テスト込)
修了認定の方法筆記試験(試験時間は30分)
講師木綿 隆弘(金沢大学理工研究域機械工学系教授)/本多 了(金沢大学理工研究域環境デザイン学系准教授)/木村 繁男(小松短期大学特任教授、金沢大学名誉教授)/上野 敏幸(金沢大学理工研究域電子情報学系准教授)/桑原 貴之(金沢大学理工研究域物質化学系准教授)/河野 孝昭(金沢大学理工研究域サステナブルエネルギー研究センター准教授)

各回の講義

各回のタイトル学習目標担当者
1日本のエネルギー事情と課題

人間が消費しているエネルギーの状況が説明できる。

地球温暖化と二酸化炭素排出量の関係を理解して、各自が排出する二酸化炭素の量が計算できる。

新エネルギーの概要を説明できる。

木綿 隆弘
2太陽光エネルギーの利用と太陽電池

太陽からのエネルギー量を学び、太陽エネルギーを電力に変える技術とその利用について理解する。

桑原 貴之
3風力発電システム概論

風力エネルギーは風速の何乗に比例するかを説明できるようになる。

風力発電システムの運転状態に対応した風速の名称を説明できるようになる。

最も効率の高い風車の種類を説明できるようになる。

風力発電システムの導入量について、世界一位の国と日本の順位および日本国内の状況を説明できるようになる。

風車導入時に検討するべき自然環境及び生態系に与える影響を説明できるようになる。

河野 孝昭
4水力エネルギー

水力エネルギーの特徴が説明できる。

水力発電は、出力規模やダムの構造によって分類されることを理解する。

水力発電用の水車にはいろいろな種類があることを理解し、どのような場所で使用されるかが説明できる。

小水力発電を導入する際の課題について説明できる。

木綿 隆弘
5地熱エネルギーの利用技術と活用

地球から得られる地熱エネルギーの量を学び、地熱エネルギーを電力に変える技術と熱利用について理解する。

木村 繁男
6バイオマスエネルギー利用技術と活用

バイオマス処理方法を2つ以上上げることができ、各処理方法の概要を説明できる。

バイオマスの資源化技術を2つ以上上げることができ、各資源化技術の概要を説明できる。

関 平和
7振動発電

身近な振動現象から発電を行う振動発電の技術について学び、振動エネルギーからの電力の利用方法について理解する。

上野 敏幸

その他、連絡等

インターネットを通じて学習します。

受講するためには、動作環境を満たすデバイスとインターネットを利用できる環境が必要です。

インターネットが利用できるのであれば、受講時間、受講場所は問いません。いつでもどこでも学習できます。

具体的な学習方法等については、受講者決定後、ホームページ等で案内をします。


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