【選択】保育の場のための心理学 社会科学 心理学

子どもの心理について、理論と同時に実践的なケースを多く紹介しながら考えます。子どもの理解が深まり、保育の実践に役立つと思います。

講習概要

保育実践における子ども理解、子どもたちの学びのプロセス、保護者との関係の構築、保育者の専門性などについて、主として発達心理学の理論、研究成果の視点と実践における様々なエピソードの視点の両面から学ぶことを目的とする。特にヴァスデヴィ・レディの「二人称的アプローチ」を中心に検討していくことによって、かかわりあう保育の実践の省察を深め、今後の保育の手がかりを得る機会としたい。

講義内容

認定証番号平30-30186-500650号
時間数6時間
対象地域全国
対象職種教諭
主な受講対象者(目安)幼・小・中・高
講義形式インターネットを利用したe-Learning、1回は45分(小テスト込)
修了認定の方法筆記試験(試験時間は30分)
講師岩田 恵子(玉川大学教育学部教授)

各回の講義

各回のタイトル学習目標担当者
1二人称的アプローチ

レディの提唱している「二人称的アプローチ」について理解する

佐伯の提唱している「学びのドーナツ論」について理解する

共感、ケアをとおして学んで行くプロセスのありようを理解する

岩田 恵子
2モノとの対話

赤ちゃんがモノとの対話からどのようなことを経験しているかを理解する

モノとの対話がまさに学びの世界であることを理解する

子どもたちのモノとの対話を支える保育者の姿勢を理解する

岩田 恵子
3いざこざから考える

「いざこざ」の経験の重要性について理解する

認知的スキル、社会情動的スキルのフレームワークを理解する

道徳性やルールの獲得のプロセスを「いざこざ」の経験の事例から理解する

岩田 恵子
4協同的な学び

「協同的な学び」とは何かを理解する

幼い頃から芽生える協同性のありかたを理解する

具体的な実践での「協同的な学び」を支える保育者、保護者のありようを理解する

岩田 恵子
5発達障害の子どもたちの世界

発達障害と定義されていることは何かを理解する

発達障害と言われている当事者・子どもたちの正解を理解する

発達障害の子どもたちへの保育のありようを検討する

岩田 恵子
6保護者との連携

保護者からのいわゆる「クレーム」にどのように応じるかを考える

保護者の子ども理解が深まるプロセスを検討する

保護者とのよりよいかかわりあいはどのように育まれるかを検討する

岩田 恵子
7保護者の専門性の発達

保育者の専門性とは何かを学ぶ

保育者の専門性が深まっていくプロセスを学ぶ

ショーンの「反省的実践家」「実践の中の省察」の概念について学ぶ

岩田 恵子

その他、連絡等

インターネットを通じて学習します。

受講するためには、動作環境を満たすデバイスとインターネットを利用できる環境が必要です。

インターネットが利用できるのであれば、受講時間、受講場所は問いません。いつでもどこでも学習できます。

具体的な学習方法等については、受講者決定後、ホームページ等で案内をします。


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