児童期・思春期は心理的・社会的発達に大切な時期である。深層心理を学び、心の病を理解する。
児童期・思春期は心理的・社会的発達に大切な時期であり、特に思春期は身体的・心理的・社会的にも変動の著しい時期であり、その中で自己を確立していく大きな課題をもっている。しかし、学校場面では増加し続ける不登校、深刻な問題行動等が、社会全体の問題となっている。また、この時期は様々なタイプの神経症性障害の好発時期でもあり、学校の精神保健が重要課題となる。この講座では子どもたちの深層心理と心の病気を学習する。
認定証番号 | 平30-30186-500666号 |
時間数 | 6時間 |
対象地域 | 全国 |
対象職種 | 教諭、養護教諭 |
主な受講対象者(目安) | 幼・小・中・高・養護 |
講義形式 | インターネットを利用したe-Learning、1回は45分(小テスト込) |
修了認定の方法 | 筆記試験(試験時間は30分) |
講師 | 小山 善子(金城大学医療健康学部特任教授)/鈴木 健一(名古屋大学学生相談総合センター教授) |
各回のタイトル | 学習目標 | 担当者 | |
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1 | 深層心理の探求 | 無意識と呼ばれる世界を通して、深層心理を理解する。 無意識的な世界の代表である「夢」を通して深層心理を探求する。 | 鈴木 健一 |
2 | 児童期の深層心理 | 児童期の深層心理に特徴的な「解離」という現象について理解する。 児童期の心の問題について「解離」という観点から説明ができるようになる。 | 鈴木 健一 |
3 | 思春期の深層心理 | 思春期の深層心理を、親密性や同一化といった概念を通して理解する。 思春期の心の問題について、これらの概念を用いて説明ができるようになる。 | 鈴木 健一 |
4 | 子どもへの関わり | 子どもの深層心理、その中でも「解離」に焦点をあてて、子どもの心の問題に関わっていく方法を理解する。 | 鈴木 健一 |
5 | 思春期における統合失調症 | 思春期に発症する統合失調症の原因、症状、経過、治療などについて理解し、初期症状に気づき、病気をもった生徒の対応、支援ができるようになる。 | 小山 善子 |
6 | 児童・青年期の気分障害 | うつ病は従来、10歳以前にはほとんど見られないといわれていたが学童期から発症することも明らかになっていて、うつ病が不登校の原因になっていることもある。 気分障害、とくにうつ病、うつ状態を理解し、対応・支援ができるようになる。 | 小山 善子 |
7 | 神経症性障害など | 強迫性障害、適応障害、PTSD、不登校などの病態を理解し、対応・支援ができるようになる。 | 小山 善子 |
インターネットを通じて学習します。
受講するためには、動作環境を満たすデバイスとインターネットを利用できる環境が必要です。
インターネットが利用できるのであれば、受講時間、受講場所は問いません。いつでもどこでも学習できます。
具体的な学習方法等については、受講者決定後、ホームページ等で案内をします。